11月12日(金)に黒木千波留さんのアルバム『過ぎ去りし日の…』が、ランブリング・レコーズより発売になります。
　
　黒木さんといえば、吉田慶子さんとの歌とピアノのアルバム『サンバ・カンソン』がclaroでロングセラー中で、2008年と2009年度の年間売り上げチャート2位を獲得しました。ディモンシュでも黒木さんと吉田さんのライブを行ったことがありますが、それはそれは素晴らしい内容でした。

　昨年、黒木さんが発表した『noir et blanc』は、ぼくの2009年度のベスト1でした。当ブログでの記事はコチラ。

　去年の記事でも書きましたが『noir et blanc』を聴いていると、自分が20歳のころからディモンシュをオープンした20代半ばのころによく聴いていたカルロス・ダレッシオをはじめとするヨーロッパの映画音楽のことを思い出します。
　
　そして、黒木さんのオリジナル曲とヨーロッパの映画音楽を並べて1枚のアルバムを作りたいという気持ちから誕生したのが『過ぎ去りし日の…』なのです。黒木さんのピアノを想定しながらの選曲は、とても楽しいものでした。20年前によく聴いていた曲が大半を占めていますが、これらの曲が不変的な名曲であることは、黒木さんの演奏により明確になった気がします。

　『過ぎ去りし日の…』は「ピアノが主人公の日常生活のサウンドトラック」というテーマで、全13曲中9曲がインストゥルメンタル。3曲に吉田慶子さん、1曲にパスカル・ヴァントゥレリさんにゲスト参加していただきました。

　黒木さんのHPもどうぞご覧ください。

　発売に先がけてRadio Freedom「Navio」では、『過ぎ去りし日の…』特集を組んで4曲を紹介しました。こちらからお聴きいただきます。

　各曲の解説や思い入れなどはあらためてアップしたいと思います。

　また12月15日(水)にはモーション・ブルー・ヨコハマでリリースライブが決定しています。このライブは吉田慶子さんとのジョイントライブで、2部構成になっていまして、1部が『過ぎ去りし日の…』、2部が名盤『サンバ・カンソン』からの演奏になりますので、1showよりもall showがオススメです。赤レンガで聴く黒木さんのピアノと吉田さんの歌。想像するだけで溜息が出そう。
詳しくはこちらから。

『過ぎ去りし日の…』黒木千波留　RBCP-2498 ¥2500
発売元のランブリングレコーズさんのサイトもご覧ください。収録曲も掲載されています。
ジャケットのイラストは福田利之さんによるものです。